- 10月
- 2024年11月
3月14日付けでSkype for Windows 3.1がリリースされました。.1のマイナーバージョンアップではありますが、内容としてはメジャーバージョンアップに匹敵するほどの機能が搭載されました。
・SkypeFind
SkypeFindはすでに日本語ページも公開されていますが、コミュニティ型のレビューシステムです。Windows版しかリリースされていないためにまだ利用していないのですが、コミュニティとして盛り上がっていけば、Skypeを使ってお店を探したりすることができるようになります。
正直にいえば、SkypeFindはいまのSkypeの体制では特に日本ではあまり普及するようには思えません。現金がもらえるキャンペーンも実施しているようですが、「7月まで毎月、その月最も通話のかけられた項目登録者に、現金77,500円が振り込まれます。」という直訳調で直接的過ぎる説明が書かれていますが、イマイチよくわかりません。これ以外に詳細が書いていないようですし、残念ながら割と現在のSkypeはこういうところが多いのです。
サービスとして、Skypeを利用するメリットがどこにあるのかをアピールしないと、すでに他にある同様のサービスを超えることはできないのではないでしょうか。
・Skype Prime
今回の目玉はこちらです。まだサービス自体はベータ扱いですが、インパクトは十分にあります。Skype Primeは一部のニュースサイトでダイヤルQ2と表現していましたが、仕組みは似ていてSkypeの利用を元に料金を徴収できるシステムです。
一番わかりやすい例でいえば、英会話のレッスンをSkypeを利用して行なう場合、先生の側があらかじめ時間単位、もしくは1回のレッスンごとに料金を設定して、生徒側が同意したらSkypeクレジットとして課金され、先生側にはPaypal(日本ではそれほど普及していませんが、オンラインの決済代行サービス)経由で支払われます。
これまで個人で簡単に決済ができる仕組みがなかったため、こういったサービスを行なうのにはあらかじめ振込をするなどの手間があり、場合によってはトラブルになることもありました。このシステムを使えば、言語だけでなく占いや人生相談など幅広い分野で有料サービスが可能になります。
Skypeはこの料金から手数料をもらうことで収益を得ることができますので、このサービスが拡がればSkype同士の無料通話ばかりになってもしっかりと利益を出すことができます。これまでSkypeを使っていなかった人たちも、これを機に新たなビジネスチャンスを探すことでユーザー数もかなり増えると思われます。その意味で一石二鳥以上の効果を見込めるわけです。
Skype Primeの懸念は違法行為やアダルトなどの利用が増えてしまいそうなところをどのように取り締まるかというところですが、これはSkypeのお手並み拝見といきましょう。アダルトビデオを上映して課金するなど、簡単にいくつか怪しげなサービスが思いつきますから…(汗)。
さてさて、一番大きな問題はこの魅力的なサービスが現在Mac版では利用することができないことです。現在Skype for Macはバージョン2.5で止まっており、いつWindowsに追いつくのかまったく情報は出てきていません。
このウェブログでもSkypeというカテゴリーを作ってはいるのですが、まだSkypeに関係したビジネスを始めるには至っていません。なにか面白いことができれば良いと思いつつもなかなかビジネスのきっかけが掴めずにいたのですが、Skype Primeはその「種」になり得るのかもしれません。是非ともMac版で実現したいと思っていますのでSkypeには頑張って欲しいところです。
Windows版もVistaにはまだ対応していないみたいですね。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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